WiFi環境の構築

最適なWiFi環境の構築を支援します

事務所や自宅のWiFi環境を構築したのが5年以上前だと思う方に、ぜひ読んでいただきたいページです。

WiFiは「つながっていれば十分」と思われがちな設備です。しかし2026年現在、5年以上前に構築したWiFi環境をそのまま使い続けることは、通信速度の面でも、セキュリティの面でも、大きな機会損失とリスクを抱えることを意味します。

IBGでは、オフィスや店舗のWiFi環境について、現地調査から機器選定・設置・設定までを一貫してお手伝いしています。

このページでわかること
  • いまのWiFi環境を見直すべきかの判断基準
  • 2026年の最新規格Wi-Fi 7と、Wi-Fi 8を待つべきかの答え
  • 「電波が届かない席」をなくすメッシュWiFiの考え方
  • 古い機器が抱えるセキュリティリスク
  • IBGにご依頼いただいた場合の調査から構築までの流れ

ネットワークにつながる機器は、この数年で一気に増えました

WiFiネットワークにつながる機器の数は、この数年で大きく増えています。かつては「ノートパソコンをつなぐもの」だったWiFiが、いまではオフィスのほぼすべての機器を支えるインフラになりました。

  • デスクトップパソコンにもWiFiアダプターが標準搭載されるようになった
  • スマートフォンは一人1台にとどまらず、業務用と個人用で複数所持するケースも増えた
  • タブレットやノートパソコンなど、持ち運ぶ端末が当たり前になった
  • 複合機・プリンター・監視カメラ・電子錠といった機器もネットワークにつながるようになった
  • スマートスピーカーやスマート家電など、IoT機器が常時接続されている
  • Web会議やクラウドサービスの利用で、通信量そのものが以前とは比べものにならない

従来のWiFiルーターは「多台数接続」が苦手です

数年前に発売されたルーターの多くは、1台の機器で多数のデバイスと同時に通信することが得意ではありません。台数が増えると順番待ちが発生し、WiFiが途切れる・急に遅くなる・特定の席だけつながらないといった不安定さにつながります。

「機器は壊れていないのに、なぜか快適に使えない」という状態の多くは、この多台数接続の限界が原因です。

WiFi規格は「Wi-Fi 6」から「Wi-Fi 7」の時代へ

Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)が変えたこと

2019年に登場したWi-Fi 6は、「高速」「混雑に強い」ことが特長の規格です。それまでのWiFiは1端末ずつ順番に通信していましたが、Wi-Fi 6ではOFDMAという技術により複数のデバイスへ同時に通信できるようになりました。台数が多い環境ほど効果が大きい、という点が最大のポイントです。

2026年のいま選ぶなら、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)

そのWi-Fi 6からさらに2世代進んだのが、現在の最新規格であるWi-Fi 7です。Wi-Fi Allianceの認証プログラムは2024年に始まり、IEEEの標準仕様も2025年7月に正式公開されました。2026年現在は製品ラインナップも出そろい、価格も現実的な水準になっています。

  • 320MHz幅の広帯域 … 6GHz帯で従来の2倍となる帯域幅を使え、最大速度が大きく向上します。
  • MLO(Multi-Link Operation) … 2.4GHz・5GHz・6GHzの複数帯域を同時に束ねて通信し、混雑した帯域を避けられます。実効速度と安定性の両方が上がります。
  • 4096-QAM … 一度の電波で運べる情報量が増え、同じ電波環境でもスループットが向上します。
  • 低遅延化 … Web会議やクラウドアプリの操作レスポンスが改善します。

「次のWi-Fi 8を待ったほうがいい?」へのお答え

次世代規格のWi-Fi 8(IEEE 802.11bn)は、UHR(Ultra High Reliability=超高信頼性)をコンセプトに標準化が進んでおり、最終承認は2028年前半が目標とされています。製品が本格的に普及するのは2029〜2030年頃という見方が一般的です。

しかもWi-Fi 8が目指すのは速度ではなく「品質の安定」で、Wi-Fi 7比でスループット約25%向上・遅延約25%低減といった改善幅です。いま不便を感じている環境を2〜3年そのまま我慢するメリットはほとんどありません。WiFi機器の更新サイクル(4〜5年)を考えれば、いま導入するWi-Fi 7は次の世代が普及する頃まで十分現役で使えます。

メッシュWiFiで「電波が届かない席」をなくす

規格の新しさと同じくらい大切なのが、電波の届き方です。どれだけ高性能なルーターでも、1台で広いフロアや複数階をカバーすることはできません。

メッシュWiFiは、1台のコントローラー機器と複数の子機(1台からでも可)を組み合わせて、広い範囲を面でカバーする仕組みです。

  • 中継器との違い … 従来の中継器では、親機から離れてもスマートフォン側が接続先を切り替えられず、弱い電波のまま通信を続けてしまうことがありました。
  • メッシュの利点 … 子機同士がスムーズに接続を切り替えるため、移動しても常に最適な電波を拾えます。会議室や倉庫へ移動しても途切れません。
  • 設定と運用が簡単 … SSIDとパスワードが1つで済み、増設もしやすい構成です。

なお、Wi-Fi 6E以降で使える6GHz帯は高速な反面、壁や什器といった障害物に弱いという特性があります。高性能な1台を置くよりも、複数台を適切に配置するほうが快適になるケースは少なくありません。だからこそ、機器選びの前に現地の電波調査が重要になります。

古いWiFi環境は、セキュリティ上のリスクでもあります

WiFi環境の見直しは、速度や快適さだけの話ではありません。古いルーターを使い続けること自体が、セキュリティリスクになります。

IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は2025年10月31日、家庭用ルータ・IoTルータ等のネットワーク機器が乗っ取られ、攻撃の中継拠点であるORB(Operational Relay Box)として悪用されるおそれについて注意喚起を公表しました。乗っ取られた機器は、通信元を偽装するための踏み台として使われ、気づかないうちに第三者への攻撃に加担してしまうおそれがあります。

放置すると「加害者」になることも

乗っ取られた機器は、通信元を偽装するための踏み台として使われます。自社の情報が漏れるだけでなく、知らないうちに他社への攻撃に加担してしまい、信用失墜や取引停止といった経営リスクにつながるおそれがあります。

特に注意が必要なのは、次のような状態です。

  • メーカーのセキュリティサポートが終了している(脆弱性が見つかっても修正されません)
  • ファームウェアを一度も更新していない
  • 管理画面のパスワードが購入時の初期設定のまま
  • 暗号化方式がWEPやWPAのまま(現在の推奨はWPA3)
  • 来客用と業務用のネットワークが分離されていない

最近の法人向けWiFi機器は、WPA3による暗号化、ゲストネットワークの分離、ファームウェアの自動更新、SSID/VLANの分割といった機能を標準で備えています。製品によってはUTM的なセキュリティ機能を持つものもあり、機器を新しくするだけで守りの水準を大きく引き上げられます

古いWiFiルーターのリスクと、いますぐできる見直し手順については、コラム記事「古いWiFiルーターは危険?買い替えで速度と安全性を高める見直しポイント」で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

導入事例:事務所移転にあわせて、原則すべてWiFi 7化

実際にお手伝いした事例をご紹介します。事務所移転にともなうネットワーク環境の見直しをご依頼いただき、設計から設置まで対応しました。

  • 移転前 … Firewall機器をルーターとして兼用。実測の通信速度は10Mbps程度にとどまっていました。
  • 移転後 … Wi-Fi 7対応ルーターを設置し、原則すべての端末をWiFi接続に統一。有線はコピー機など一部の機器のみに限定しました。
  • 速度 … 約10Mbps → 約70Mbps(およそ7倍)に向上。
  • セキュリティ … 最近の機器はUTM的な機能も備えているため、Firewall機器を別途ルーターとして使わなくても必要な防御レベルを確保できました。
  • 配線 … 有線を最小限にしたことで移転時の配線工事を抑えられ、その後のレイアウト変更にも柔軟に対応できるようになりました。

このお客様は数年前にデータの保管先をクラウドへ移行されていました。クラウド中心の運用では通信速度がそのまま業務スピードに直結するため、今回の高速化による業務効率の改善効果は非常に大きいと考えられます。

「クラウドに移行したのに、ネットワークは昔のまま」という状態は、多くの企業に当てはまります。心当たりがあれば、一度ご相談ください。

この事例のポイント
  • Firewall兼用のルーターを Wi-Fi 7ルーター に刷新
  • 実測速度が 約10Mbps → 約70Mbps(約7倍) に向上
  • クラウド中心の運用だったため、業務効率への効果が大きい

こんなお悩みがあれば、再構築のタイミングです

  • WiFi環境を構築してから5年以上経っている、または構築時期が思い出せない
  • 夕方や会議が重なる時間帯になると、急に遅くなる
  • Web会議の映像が乱れる、音声が途切れる、画面共有が固まる
  • クラウドストレージへのアップロード・ダウンロードに時間がかかる
  • 会議室や倉庫など、電波が届かない場所がある
  • 社員が増えたら「つながらない席」ができた
  • 来客用WiFiを開放すると社内の通信まで遅くなる
  • ルーターのメーカーサポートが終了していないか分からない
  • 管理している担当者がいない、引き継がれていない

ひとつでも当てはまるようでしたら、WiFi環境の再構築をご検討ください。

ご相談から構築までの流れ

STEP
お問い合わせ

下記のフォームよりご連絡ください。現在のお困りごとを簡単にお知らせいただけるとスムーズです。

STEP
ヒアリング

オフィスの広さ、利用人数、接続台数、使っているクラウドサービスなどをお伺いします。

STEP
現地調査(環境調査)

実際に伺い、電波の届き方、既存機器の型番とサポート状況、配線の状態、回線速度を確認します。

STEP
ご提案・お見積り

調査結果をもとに、必要な機器と配置、概算費用をご提案します。

STEP
機器の手配・設置・設定

業務への影響が少ない日程で作業します。SSIDの分離やセキュリティ設定まで含めて対応します。

STEP
動作確認・お引き渡し

各エリアで速度と接続状況を確認し、運用方法をご説明します。

STEP
アフターフォロー

設置後の不具合や、増員・レイアウト変更にともなうご相談にも対応します。

対応エリア

営業範囲は北部九州を中心に伺います。福岡市内であれば、すぐに駆けつけます。近隣エリアについてもまずはご相談ください。

まずは環境調査からご相談ください

WiFiが遅い、不安定だと感じたら、ぜひ再構築をご検討ください。下記フォームよりお問い合わせいただければ、すぐに環境調査を実施し、ご提案をさせていただきます。

「買い替えるべきか、設定の見直しで足りるのか分からない」という段階のご相談でも構いません。現状を確認したうえで、必要な対策だけをご提案します。